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2009年7月31日 (金)

きょうの祇園祭(疫神社夏越祭)

Cimg8629b_tna Cimg8628b_tnaCimg8626b_tna 一ヶ月続いた祇園祭も今日で終わり。祭の無事を感謝して八坂神社の疫神社で夏越祭。

Cimg8667_stitchb_tna Cimg8633b_tna Cimg8631b_tna  関係者が参列して神事が行われた、ようだが昼前に行ってみると終わっている。雅楽の演奏とかもあったようだが。西楼門を入ってすぐの摂社、疫神社前には長蛇の列。関係者の参拝が終わって、一般参拝者が茅輪をくぐっている。というか、茅を抜いている。疫神社の周りでは抜いた茅を編んで輪にする人が大勢。毎年の風景。

Cimg8627b_tna Cimg8662b_tna Cimg8671b_tna  八坂神社の境内は禁煙らしい。そんな掲示は見かけた事なかったような。トイレの前で吸っている人が多いのだが、あそこは治外法権? 粽だけじゃなく、厄除けにはぜんざいもあります。こちらは通年販売らしい。還幸祭の給水所。こういう御神酒と関係あるのかな?

粽の買い方(宵山以外でも買えます)

Cimg8649b_tna  山鉾の粽は宵々々山~宵山の間に各町会所で授与して頂けます。原則としてこの期間以外は山鉾の粽を手に入れる事はできません。が、御本家、八坂神社では6/15~7/31まで授与しています。知ってました?

きょうのきょう(土用の二の丑)

 土用の丑の日が2回ある?って珍しいの?
Cimg8720b_tna  ...って話はおいといて。蒲焼きに国産と中国産があって値段が倍以上違う、と言う事は認識していたんだが、鰻重になっても格差があったのね。当然だけど、新鮮。いくら安くても中国産は買う気にはなれないなぁ。

Cimg8721b_tna  野菜が値上がりしていると言う話をTVニュースで散々言っている。けど、元々消費量が少なくて、特売にあわせて買う事で事足りているので気付いてないや。天候不順で日照不足が原因だそうで。身の回りではむしろ空梅雨で雨が少なくて日照り傾向な気がするんだけど、そうでもないのか? 降らず、意味無く曇っているだけだったのか?
 確かに、7月中には梅雨が明けず、不明の8月を迎える事になりそうだが。8/7の立秋まで粘ると、梅雨明け宣言はしなくて済むらしいから、それを狙っているのか?(だれが?)

2009年7月30日 (木)

きょうのきょう(沈黙のワンセグチューナー)

 地アナがあと2年で終了するらしい。我が家はあと2年間地アナ命でガンバル予定。電波が弱くなったのか映りが悪くなったチャンネルもあるようだが気にしない。元々AVには淡泊なので、録画もテープのまま。今度買い換えたらそのTVは一生使い続けるだろうから、ギリギリまで待って、性能の良い製品が安くなってから買おうかと。TVで「もう2年」と言っているのが「まだ2年」と聞こえて仕方がない。あんまりギリギリまで待つと品薄になって値上がりするかな?

Cimg8190b_tna  でも、ワンセグチューナーだけは持っている。ケータイに付いているのとは別に、中古屋で捨て値で売られていたVGA-TV1Sを買ってきたもの。古い機種なので機能的には見劣りするが、ワンセグて何?という疑問を解消するのには手頃かと。ずっとWindowsXPで使っていたのを、Windows7RCにつないでみると、動く。...かと思ったら、音が出ない。映像はちゃんと映るのだが。VISTA用のドライバにしたり、XP SP3用のドライバ(バージョンはこっちの方が新しい)にしたり、設定もいじってみたがダメ。パントマイム状態。おまけに録画した映像もうまく再生できないようだ。PCのハードはずっと使っていたWindowsXP機と同じでOSだけWindows7RCにしたものなので、ほぼ純粋にWindows7RCとの問題と思われる。そのうち、ドライバかパッチが出るのかなぁ?

 画像は西鉄の鉄子さん(仮名)。

きょうの閉店(北大路ビブレの100円ショップ)

Cimg8589b_tna  昨日、2ヶ月半ぶりに北大路ビブレに行ったら、100円ショップが閉店してる。定休日か?とも思ったのだが、休みなんてあったっけ? 2ヶ月半前には店を開いていたような気がするんだが。何にも告知がない所を見ると、だいぶ前に退去したぽい。
 かつては喫煙所になっていた、店の前の休憩コーナーが禁煙になっていたり、出口わきに置いてあった、消毒用(殺菌用?)エタノールが消え去っていたり、この2ヶ月半の間にだいぶ変わったようで。(普通はそんなの気にしない?)(^_^;)

2009年7月29日 (水)

おこしやす祇園祭号

Cimg8622c_tna Cimg8619b_tna  ...のヘッドマーク。
 京都市営地下鉄の地下鉄車両(近鉄のじゃなくて)に掲げられている。地下鉄車両でも、掲げられていないものもあるんだが、その基準は不明。

東本願寺(素屋根スライドの跡)

Cimg8595b_tna Cimg8600_stitchb_tna  先日、素屋根スライドをして御影堂から阿弥陀堂に素屋根(掩蔽体)を移動した、東本願寺。素屋根の土台は高さも巾も人の身の丈を越えるようななかなり頑丈なコンクリートの塊。それが延々と建物の間口分だけ続いていた。Cimg8610_stitchb_tna御影堂の修理が終わって素屋根も去った今、その土台はどうなっているのだろうか? と訪ねてみると、きれいさっぱり無くなっている。あれから2週間で撤去したのね。
 土台の切り口(?)は羊羹をナイフですっぱりと切り取ったような跡がついている。どんな工具で切ったんでしょ? Cimg8604b_tna地面にはこまかい砂利が敷き詰められているんだが、土台を撤去した跡と思しき部分の砂利は踏みしめると柔らかい感じ。砂利が柔らかいんじゃなくてその下の地面がまだ固まってないんだろうな。
 御影堂から見ると、遮るものがなくなって御影堂門がきれいに見える。御影堂と並んでこちらも久々の眺め。

2009年7月28日 (火)

火乃要慎

 宵々々山に霰天神山で授けて頂いた粽とお札。

Cimg8588c_tnaCimg7974b_tna 粽は普通だけど、お札はでかいです。うちの台所には、柱はないし、壁もそんなにあいてないので、冷蔵庫に貼り付いて頂きましたが、やっぱでかい。でかいとその分、霊験もあらたか、でしょうか。
 「用心」ではなく「要慎」なのは、火元は竈ではなく心にある、と?

2009年7月27日 (月)

きょうのきょう(塩まめ蒸しパン)

Cimg8583b_tna  降ったり照ったりでめまぐるしい。降ると涼しいが照ると蒸す。蒸すと来れば、蒸しパン。この蒸し蒸し感を反映する蒸しパンは何味だろう? と、塩味か? 汗の味? げげげ。と話していたら(どこで?)...。売ってました、塩蒸しパン。豆が入っているけれど。小豆ではなく、赤エンドウ豆というところが凝っているかも。子供の頃、近所の市場で買って食べたっけ。あのパン屋(お菓子屋?)の蒸しパンにかけてあったのは豆ではなく黒胡麻だった。胡麻が虫に見えるので、「虫パン」かと。それもげげげ、だな。

 家に帰り着いてライブカメラを見ると、更新が止まっている。京都第一カメラのサーバがお亡くなりになっている。どうやらHDDが逝っただけのようで、換装してバックアップを戻せばokっぽい。後日改めて対処するとして、とりあえず、イントラサーバに移行。イントラサーバには第二カメラがつながっているので、2台いっぺんにつなげる事になる。ListCamで2台は初挑戦。ListCamを2つ手動で起動してみると無事2台のカメラで別々に撮影できてはいる。
 のだが、起動時にどちらも同じカメラを使おうとするので、後から起動するListCamに「おまえはこっち」ともう一台のカメラを教えてやらないといけない。先に起動したListCamも、自分用のカメラを覚えているわけではなく、「最後に使われたカメラ」を捕まえているだけのようだ。2台の設定が違うので、これでは自動運転はできない。カメラがどちらもUSBで両方とも「Microsoft WDM Image Capture」を使っていて起動時のデバイス指定ができない、と言う事のようだ。
 やっぱりどちらかは別サーバにすべきなのかな。

錦天満宮

Cimg8572b_tna Cimg8575b_tna Cimg8567b_tna  錦市場の東のどん詰まり、新京極錦にあるお宮さん。鳥居が両脇のビルにめり込んでいる事でも(一部)有名。
Cimg8571c_tna Cimg8570b_tna  その鳥居に注連縄というのか御幣というのか、飾りが取り付けてある。普段からあったっけ? これも祇園祭の関連だろうか? 確かに、錦市場を中心とした輿丁(よちょう)が西御座を担いでいるんだが。

Cimg8573b_tna Cimg8569b_tna  境内には修徳公園に咲いていたのと同じような花が咲いている。こっちの色は淡く優しい。で、当然ながら牛もいる。撫牛。撫でられまくってぴっかぴか。

 そばの寺町京極のアーケードには駒形提灯を模した飾りが下がってる。

きょうの祇園祭(四条御旅所)

Cimg8565b_tna Cimg8563b_tna  祭、というか。その跡、ですな。
 還幸祭で神様がお神輿に乗って八坂神社へお帰りになった後は、いつも通り土産物屋が戻ってきています。タクシーの路駐客待ちもいつもの風景。商売繁盛。

2009年7月26日 (日)

きょうのきょう(メロンも四角い)

 降ったり照ったり。降ると空気がすーっと冷えてしのぎやすいのだが、照るともわっと蒸し暑い。降り方がザーッと土砂降りっぽくて陽性。夕立みたいと言うか、梅雨末期らしいというか。Cimg8461b_tna あちこちで被害を出しているようだが、これだけの犠牲を出しておいて、結局水不足だなんていうなよな。

 画像は四角いメロン。先日四角い西瓜を売っていたデパ地下。先週の風景ですけど。

2009年7月25日 (土)

きょうの花(修徳公園)

Cimg8509c_tna Cimg8510b_tna  撮影したのは一昨々日ですけど、ここんとこずっと咲いてる。でっかい木なのでこんな鮮やかな色の花が咲くとは思ってなかった。って、毎年咲いてるんでしょうけど。記憶の半減期が短い。

2009年7月24日 (金)

きょうの祇園祭(還幸祭)

 山鉾巡行は元々17日と24日に別れていた。17日が「先祭」(さきのまつり)、24日が「後祭」(あとのまつり)。でも近年になって交通規制とか面倒なので(?)17日にまとめてしまった。24日に何もしないのは寂しいので、「花笠巡行」(はながさじゅんこう)をするようになった。らしい。
 先祭、後祭の各巡行とは別に、洛外の八坂神社から素戔嗚尊以下3体の神様が洛中の御旅所(四条御旅所)にお出ましになる。その期間は17日から24日。お出ましになる時に神様がお神輿に乗って御旅所まで行くのが「神幸祭」(しんこうさい)。お帰りになる時にお神輿に乗って八坂神社まで行くのが「還幸祭」(かんこうさい)。真っ直ぐ行ったり来たりせず、あちこち寄り道をする。
 山鉾巡行が疫神を山鉾に集めて町内から一掃する疫病退散の町衆の祭であるのに対して、神幸祭・還幸祭は神事。祇園祭の大元が、朝廷が平安遷都に絡む政争に敗れ怨霊となった人々を鎮める為の御霊会(ごりょうえ)(祇園御霊会)だったというから、こちらが元祖なのかも。

Cimg8525b_tnaCimg8524b_tna 昨年、一昨年と大政所御旅所で三基ともコンプリートしたので、今年は東御座をご近所で待ち受け。練り歩く要所要所には給水所(?)が設けられていて、交通規制の告示もされている。鉾建て~山鉾巡行と並んで山鉾町が祇園祭に占有されるひととき。

Cimg8536b_tna Cimg8534b_tna Cimg8531b_tna  四条御旅所から四条通を西進したあと烏丸通りを南下して大政所御旅所にお詣り(?)した東御座は高辻通に入ってすぐCimg8547c_tnaCimg8538b_tna西隣の室町通りを北上する。そのまま四条通に出ると、再び西進し、すぐ隣の新町通を南下する。ジグザグ行進。山鉾町を舐める感じ。神輿は常時担いでいるのではなく、車輪の付いた台に乗せて曳いている。給水所や御旅所では一休みし、Cimg8554b_tna神輿を担ぎ上げて上下に揺さぶる「差し上げ」を行う。「ホイットホイット」という掛け声と、御神輿に付けられた金属板や、担ぎ棒の先に付けた「鳴りカン」なる金具がたてる「しゃんしゃんしゃん」という音をでにぎやか。途中何カ所もある給水所(?)で一休みし、差し上げをやっているのでとっても時間がかかる。今日も「予定より30分遅れてるぞ~」とか。
 この後は再び高辻通りに出て西進し、三条御供社を経由して八坂神社に戻るらしい。

2009年7月23日 (木)

きょうのきょう(大暑)

 一年で一番暑い時期、らしい。山鉾巡行が終われば京都に本格的な夏が来る、と言う建て前なのに、梅雨が明けず、すっきりとしない。...筈なのだが、時々雨が降る程度で、概ね夏の気分。あってるんだか違ってるんだか? 今日、割と湿度が低くてしのぎやすかったのは前線が南に下がっていたからか。太平洋高気圧弱すぎ。あちこちで辻褄合わせに豪雨をもたらしているようだが、京都的には今年の梅雨はほぼ空梅雨。大丈夫かなぁCimg7787b_tna

 画像は近所のデパ地下のデコポン君。同じ店が博多のデパ地下にも出ていてデコポンが置いてあったが、目鼻は付いておらずデコポン君化してなかった。京都オリジナル、なのかも。

2009年7月22日 (水)

きょうの部分日蝕(日蝕眼鏡雲)

Cimg8500b_tna Cimg8489c_tna  どんより曇りで、ときどき雲の薄くなった所から太陽が見える程度。欠け始めにちょろりと見えた後は、最大食分の時にはうまく見えず。やや戻りかけの三日月太陽がようやく見えた。雲がちょうどよい日蝕フィルタの役目をしてくれた感じ。食分0.8程度では空の暗さは大して変わらず。雲の厚みの変化での明暗の方が影響大きそう。(左11:17頃、右11:24頃、最大蝕は11:06頃、食分0.809)
Solareclipsemtsat2  ちっこいデジカメではAFだとややピンぼけ。固定で∞にしてもぼけるのは何故だ? 確かに1.5億kmは有限の距離ですけど。

 ひまわり画像をgifアニメ化するとこんな感じ。

2009年7月21日 (火)

きょうの祇園祭(四条御旅所)

Cimg8469b_tna Cimg8462b_tna  四条通を歩いているとお囃子の音がする。アーケードでテープを流していたりするのだが、聞こえてくる音色はやけにリアル。

 還幸祭で御旅所にやって来ている神様、Cimg8465b_tnaCimg8467b_tnaというかお神輿でも撮ろうかと四条御旅所にやって来ると、人だかりがしている。近づいてみると、演奏会をやってる。本来は、神様に奉納しているという趣旨なのかも。

宇宙歴40年

Cimg8192b_tna Cimg8191b_tna …かな? 月着陸ではなく、アポロ11号の打ち上げが起点だったと聞いたような気もするけど。
 小学生の夏休み、昼間にTVでアームストロング船長の月面第一歩を見たような気がするんだが、あれは中継だったのだろうかCimg8504c_tna? 録画だったのだろうか?

 画像は先日の博多のデパートの風景、と1ドル硬貨。月面車は11号じゃないんだけど。タイヤもゴムじゃなくてワイヤー。

2009年7月20日 (月)

晴れますように

F1001670a_tna 日蝕観測に出かけている方へ…。

2009年7月19日 (日)

京都駅の祇園祭

 先日の京都駅。

Cimg8284b_tnaCimg8283b_tnaCimg8285c_tna 2階自由通路脇には祇園祭の予習コーナーが設けてありました。もう、山鉾は跡形もなくなってますけど、26日まで開催してる、そうでっせ。

2009年7月18日 (土)

きょうのきょう(山明常?)

Cimg7890b_tna  連日散々歩き回って疲れ果てたので、今日はお休み。山鉾の解体ショウをやっている筈、だけどね。

Cimg7886b_tnaCimg7887b_tna  画像は鉾建て中に見かけた風景。
 右書きなのは時代なんでしょうけど、「浄妙山」ではなく、「常明山」ってのは?
 曳き初めの時に人だかりができて出入りできなくなると困る、ってかな?

売り切れ(日蝕眼鏡)

 先日の電器量販店。
Cimg8287b_tna 
 姉妹品の一部に不良品もあったようですが...。当日の京都は曇りだの雨だのの予報なので、別になくてもいいのかも。にしても高いよなぁ。

2009年7月17日 (金)

きょうの祇園祭(神幸祭)

 …いや、行ってません。巡行より遠いし、時間遅いし、雨だし。

Cimg8451b_tna Cimg8450b_tna  夕方、四条寺町付近に出かけてみると、何やら行列が四条通を行進している。巡行はとっくに終わったし、神幸祭の時間はもっと後なのに。どうやら、神幸祭で中御座を先導する「豊園御真榊(ほうえんおんまさかき)」というものらしい。京都新聞によると、『御真榊は神の依(よ)り代(しろ)とされ、かつては3基の神輿それぞれにお供したというが、現存するのは豊園御真榊だけ。豊園学区の住民でつくる豊園榊奉賛会が伝統を守り続けている。』だそうだ。

Cimg8456b_tna Cimg8455b_tna  そのお神輿が来る四条御旅所はいつもいる土産物屋が立ち退いてがらんどうになっている。準備播但線状態。交通規制の準備も進んで、行ったら帰れないっぽい。四条通の歩道では観光客や買い物客に混じって揃いの法被を着た担ぎ手たちが八坂神社に向かっておったぞ。

きょうの祇園祭(山鉾巡行)

Cimg8369b_tna  いよいよ山鉾巡行の日。朝方降っていた雨は巡行が始まる9時にはほぼ上がって曇り空。暑すぎずちょうど良い加減かも。巡行開始から見に行くと長くなるので、例年どおり戻り鉾を四条新町で待ち受け。 

 巡行経路の四条通、河原町通、御池通と違って新町通は1車線のみ一方通行の狭い道。家の合間からぬっと現れる巨大な山鉾は何度見てもでかい。Cimg8346c_tnaCimg8347b_tna今年からは北西角の駐車場がビルになったので尚更。鉾が揺れると真木も左右に大きく振れてビルの窓に当たって「ガチガチ」音を立てる。大丈夫か? 屋根がビルに当たらないよう屋根方がビルの壁面に手をつけて間隔を測っている。

Cimg8358b_tna Cimg8392b_tna  交差点に出てくると、辻回し。巡行経路では3回だけだが、鉾によっては鉾町から出て戻るまでに6回も辻回しが必要になる。そんな鉾にとって四条新町は5回目。下に敷く割竹がへたってくるのか、うまく回せない鉾も出現。失敗するとギャラリーから失笑が漏れるが、何度もチャレンジしてようやく成功すると拍手が起きる。

Cimg8410c_tna Cimg8364b_tna  戻り鉾のおもしろいのは、山鉾が行き交う所。大型の鉾が辻回しに時間をとられている間に、小回りの利く山は脇をすり抜けてとっとと帰路に就く。何故か室町通りの方から戻ってくる山とは行き違う。

Cimg8427b_tna Cimg8415b_tna  各山鉾は自分の山鉾町に戻ると早速解体が始まる。巡行で集めてきた疫神をさっさと封じ込めてしまう為だ。月鉾では鉾の上で懸装品の取り外しが進のと同時進行で車輪も外す。手際のいい事。

2009年7月16日 (木)

きょうの祇園祭(宵山・日和神楽)

 あっという間に宵山。

Cimg8322b_tna  四条通はたくさんの人出で平均自由行程がやたら短い。四条烏丸に近い所が人気スポットでめちゃ混みなのだが、四条油小路あたりから東を望むと四条通の左右に居並ぶ鉾が一望できて壮観。四条東洞院から西を見ても同様だけど、遠くに大きな鉾があるので、油小路の方が見栄えがする、筈。

Cimg8326b_tnaCimg8329b_tnaCimg8320b_tna 太子山では子供たちが「~常は出ません今晩限り~♪」と謡っている。蟷螂山では今年もカマキリ君がおみくじを運んでくれる。例年どおりのお祭り風景。年々歳々同じ事がやってくるのが一番の幸せかも。

Cimg8336c_tna Cimg8335b_tna Cimg8312b_tna  22時前になると新町通の方からお囃子が聞こえてくる。これまた例年どおりの日和神楽。和風ロックな祇園囃子とは違って、ややもの悲しいメロディ。明日の好天を祈って八坂神社まで行進。

東本願寺(素屋根スライドセレモニー)

Cimg8235b_tna  先日来準備が進んでいた東本願寺の素屋根スライド。今日が本番。祇園祭の宵山なのに。朝から上空をヘリが旋回する。今度は南の空。やけに低空を飛んでいるのは寄った映像を撮ろうとしているのだろうか?
 高さ51m、1500トンという巨体の移動は人力ではないとはいえ、山鉾巡行を遙かに凌ぐスケールだ。

Cimg8238b_tna Cimg8237b_tna Cimg8247b_tna 昼前に本願寺に到着すると既にスライドが始まっている。テープカットならぬ始動用の釦が置いてあったり、でっかいCimg8244b_tnaCimg8239c_tnaテントの下にパイプ椅子が並んでいたり、セレモニーも行われたようだ。移動先の阿弥陀堂側にあるジャッキが「ウイーン、ガチャポン」と音を立てながらワイヤーを引っ張っては戻る、引っ張っては戻る。それにあわせて素屋根がそろそろと動いている。...ようだ。目を凝らして見ていると確かに動いている。分速50cmというから、秒速1cm弱。巨体の割には結構速い、と言うべきか。ジャッキはうるさいけれど、素屋根自体は何の音も立てないので、動いている実感がない。
Cimg8272b_tnaCimg8256b_tnaCimg8269b_tna スムーズな移動を支える車輪(?)はどんなだろう、とあちこち眺めてみるがはっきりしない。支柱の下にレンコンのような穴のあいた円盤がある。素屋根の移動にあわせて回転しているのでそれだろうか? やけに小さいというか、見た目脆弱なんだが。その脇には無権軌道のような、ロールベアリンクのような、楕円形の構造もある。こっちは、回転しているようには見えない。けれど、こっちの方が荷重を支えてくれそうな。どれでしょうね?
Cimg8306b_tna Cimg8253b_tna  引っ張った後のワイヤーは素屋根の内側に伸ばしてある。どこかでとぐろを巻いているのかと思ったら、そんな事はない。整理整頓。ずいぶんいっぱい引っ張ったのだな。動いた後のガイドレール(?)の側面にはこすった跡が。スライドで付いたのだろうか? 謎はたくさん残っている。

Cimg8282b_tna  当初は5段階に分けて休み休みスライドする予定だったらしい。ちまちま休んだものの、各段階の切れ目はなかった。そのせいか、予定より30分くらい早く終了。移動が終わった瞬間、ジャッキを駆動していたコンプレッサー(?)の音が止み、あたりは一瞬シーンと静に。と、バラバラと拍手が起きる。

Cimg8293b_tna Cimg8289b_tna  淡々と作業が進んだので、盛り上がりも見せ場も殆ど無い作業だった。でも、作業としてはこれでいいのだ。お見事、の一語に尽きますな。スライド終了後は修復の終わった御影堂(ごえいどう)の内部見学会。まだ、親鸞聖人像はお越しになっていないので、写真撮影ok。今のうちだけだね。 

2009年7月15日 (水)

博多祇園山笠(追い山)

博多祇園山笠(<br />
 追い山)
 山笠走る!
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ichi@ケータイ。

2009年7月14日 (火)

博多祇園山笠(櫛田神社)

博多祇園山笠(<br />
 櫛田神社)
 博多祇園山笠は櫛田神社の祭らしい。
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ichi@ケータイ。

博多祇園山笠(山笠)

博多祇園山笠(<br />
 山笠)
博多祇園山笠(<br />
 山笠)
博多祇園山笠(<br />
 山笠)
 今日は祇園祭じゃないですよ。(^_^;)

 山笠には、飾り山と舁き山があって、舁き山を皆で担いで走るらしい。「〜流」というのが舁き山。飾り山は展示用。
 飾り山は結構コテコテに飾り付けてある。テーマは歴史に因んだものかと思ったら、かなり俗っぽいのがあって脱力。
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ichi@ケータイ。

粽ストラップ(浄妙山)

Cimg7961c_tna  元祖粽ストラップの浄妙山。菊水鉾では11日から授与していたが、こちらは14日の宵々々山から。朝、フライング気味に設営中のテントを訪ねると快く町会所(事務所?)まで案内してくださって授与して頂く。

Cimg7975b_tna  菊水鉾の粽ストラップと違って、きちんと隅々まで塗装してあって、丁寧な仕上がり。鉾名もちゃんと印刷でシールなんかではない。早速近くのスタバでケータイに装着。菊水鉾の方が「蘇民将来子孫也」と書いてあったり、鈴が付いていたりと豪華。浄妙山は至ってシンプル。500円と300円の差かな? 私的には浄妙山の粽ストラップの方が好きだな。

Cimg7965b_tna  引き続いて、昨年破損した原因の調査にかかる。
 粽部分をつまんで、紐との接合部分をいじると、ぽろっと金具が抜けてしまった。どうやらひねる力に弱いようだ。菊水鉾も浄妙山もねじくぎのような金具をプラスチックでできた粽にねじ込んでストラップ紐に取り付けてある。
 菊水鉾のはねじくぎが根元まで入っていなかったので、ねじ込んで補強した経緯がある。浄妙山のは同じ事をしようとするとプラスチックの粽がもろもろと割れてねじくぎごと抜けてしまう。どうやら、プラスチックの性質が異なるみたい。菊水鉾のは粘りがあるが、浄妙山のは堅めで脆いようだ。
 ストラップなので、ぶら下がっていて、常に自重分の荷重が接合部分にかかっている。腰に付けて歩いたりすると振動でそれ以上の荷重になる事もあるだろうし、服や荷物に挟まって大きな力やひねる力が加わる事もあるだろう。一年前のストラップも同様の経緯でズボッと抜けてしまったのだろう。

 浄妙山のは脆い、菊水鉾のは粘る。ということのようだが、菊水鉾のは同様の接合が3箇所もある。「蘇民将来子孫也」もプラスチックでできていて、その上下をねじくぎで留めてあるのだ。去年は1ヶ月半ほどで抜けてしまったのだが、今年はどの位持つのかな? 御守りは身代わりになって持ち主を守ってくれるというから、抜けたら抜けたでいいのかもしれない。一年で新しい御守りと交換するものだから、寿命は一年で十分ともいえるな。さて、この一年はどうなりますことやら?

<追記>
Cimg8511b_tna Cimg8512b_tna  もげてしまった粽部分をセメダインで補修。普通のボンドでは簡単に抜けてしまって×。強力型のセメダインだとだいぶましなようだが。実際に使用した場合の耐久性は不明。袋に戻すとほぼ新品ぽい。

<追記2>
 追記で修理したのとは別に、予備として買っておいたのをケータイに装着していたら、8/10になって、ストラップの頭部だけもげてしまった。道を歩いていていきなり抜け落ち。靴に当たったので気付いたけれど、さもなければ行方不明になっていただろう。去年のストラップも同様に失われたものと思われる。去年は1ヶ月半弱保ったが、今年は1ヶ月保たなかった。追記の時と違って、抜け落ちたネジはバカになっておらず、ねじ込めば安定している。何故抜けたのかはやや謎。ネジがゆるんで抜けたようにも思えるが、その割にはネジ部分に頭部のプラスチック屑が付着していた。そのままでは再発しそうなので、追記の時と同様の修理をしてケータイに再装着。今回は頭部を回収できたのが不幸中の幸いか?

2009年7月13日 (月)

月鉾のLED電球

 去年から白熱電球を止めて電球型蛍光灯に切り替えた山鉾の駒形提灯の光源。1年で月鉾はLED電球に切替。それはそれでもったいない気もするが、お払い箱になった電球型蛍光灯は有効利用するのだろう。

Cimg7880b_tna Cimg7876b_tna  昼頃にそばを通ると、駒形提灯を構築中。寄ってみると確かにブツブツしている。一灯で42粒くらい?  明るさは変わらない、らしいけど。どうでしょうね。この明かりで本を読むわけじゃないから、Cimg7939b_tna誤差範囲?

 夜になって、明かりが灯り、他の鉾と比べてみると...。見た目の明るさが全然違う。色の違いでそう感じるのかな? 右にあるのがLEDの月鉾、左奥が蛍光灯の函谷鉾。

臓器リサイクル法

 …が成立したようで。
 脳死を人の死とするくらいなら、安楽死や尊厳死も合法化しておいて欲しかった、というのが正直な気持ちですが...。

Cimg7399b_tna 政局絡みのどさくさで議員たちが内容や影響を真剣に検討しなかったのではないかという報道もあるようで、歴史に汚点を残すことにならなければいいのですが。ま、成立してしまったものは仕方ない。法律の範囲内で国民の身を守る事を考えないと。最大の問題は、「意思表示をしていなかった人」は今まで「拒否」とみなされていたものが、同法施行後は「同意」とみなされてしまうと言う点だろう。これは180°近い大転換だ。臓器を摘出してしまってから「拒否」の意志が判明した場合などは取り返しのつかない事になる。にもかかわらず、現状では「拒否」の意思表示が困難である。簡便に、かつ確実に「拒否」の意志を表示し、遺す方法を明記しないと法律として欠陥品だ。この点への対応が見えてこないのが拙速な成立過程を反映しているようで心配。

 現状との整合性を保つ為には、施行までの1年の間に、臓器摘出される可能性のある年齢の全国民に、「臓器提供しない」旨書かれた「臓器提供意思表示カード」を配布し、提供の意志のある人のみ、カードを破棄するか新に作成する、というようにしないとダメなのでは?

2009年7月12日 (日)

きょうの祇園祭(曳き初め)

 五大鉾(仮称)は懸装品の装着も終わって曳き初め。

Cimg7820b_tna Cimg7817b_tna  函谷鉾は一番オープンでギャラリーの自由参加。鶏鉾は行きは近所の女子大生、帰りは幼稚園児がそれぞれ引っ張る。菊水鉾は幼稚園児、かと思ったらいつの間にかギャラリーが飛び入り参加している。Cimg7833b_tna Cimg7827b_tnaCimg7824b_tna菊水鉾は五大鉾の中で唯一一車線しかない狭い道路に建っているので、ビルの谷間というより隙間からヌッと出てくる様は圧巻。大きさでは他の鉾とCimg7846b_tnaCimg7842b_tna変わらないのにやたらとでかく感じる瞬間。月鉾は一番西で行ったり来たり。
 長刀鉾にはお稚児さんが乗って本番さながらに舞を披露。笑顔で舞っているようで、余裕かな。

Cimg7825b_tna Cimg7822b_tna  巡行の時と違って、鉾が通る四条通や室町通は遮断されない。長刀鉾は例によって街路灯と信号機を曲げ、鉾の動きに合わせて動的に交通規制を変化させながら鉾を通す。鉾の動きも見物だが、警官の交通整理っぷりもお見事。Cimg7823b_tna 鶏鉾は室町通の2車線部分を曳くので、横をバスが走り抜ける。ギャラリーと曳き子がバスにニアミス。車線規制される四条通ではバスがつっかえて4両編成になってる。今年は日曜と重なって人ではいつも以上っぽい。これで事故が起こらないんだから、すごいね。

Cimg7865b_tna  曳き初めが終わった鉾は懸装品の養生をして、駒形提灯を建ててスタンバイ。去年から駒形提灯の光源が白熱電球から電球型蛍光灯に切り替わった、と思ったら月鉾では今年はLED電球に変えるって。夕方まで粘ってみたけれど、作業が捗らないようでタイムアウト。どんな明るさなのか興味津々なんだけどなぁ。

2009年7月11日 (土)

きょうの祇園祭(真木建て)

Cimg7751b_tna  鉾建ては続く。今日は5大鉾(仮称)が相次いで真木建て。新町通の山鉾も建て始め。

 鉾建ての中でも真木建てが一番のハイライトかも。昼に四条室町付近に行ってみると、函谷鉾は既に真木が建っている。Cimg7760b_tnaCimg7755b_tna ここはクレーンで一気に済ませるらしい。あとは月鉾、長刀鉾、鶏鉾、菊水鉾。あっちこっち見ている間にどんどん作業が進んでいく。晩までの間に、各鉾真木が建ち、菊水鉾は車輪も装着完了。明日は朝から懸装品を取り付けて午後は曳き初め。
Cimg7763b_tna 新町通の山鉾も明日には真木や真松が建てられる。そのほかの山鉾も建て始め、いよいよにぎやかになりそう。今年は土日と重なっているせいかギャラリーも多めかも。

船鉾デジタルアーカイブプロジェクト

 ...というものがあるらしい。立教大学が主催しているっぽい。

Cimg7806b_tna Cimg7802b_tna 船鉾の鉾立を見に行くと、周りの道路に測量器が何台も置いてある。そして、鉾の前にちょっと大きめの装置が三脚に乗っている。真ん中でドラムのようなものが縦に回転し、赤い光がちらちらしている。じっと見ていると装置全体が左から右へゆっくり回転している。要はレーザー光でスキャンしているらしい。
Cimg7803b_tna  関係者と思しき方に話を聞いてみると...。「1回のスキャンは6分ほどで、何千万点だかの測距データが得られる。」「得られるのは距離データで、PCで処理して3Dの位置情報に変換する。」「不透明な物体の背後は測定できない(可視光だからね)。」「何カ所かで測定し、データを合成する事で全体の物体の情報が得られる。」「合成するのに必要な、測定器の位置は周りの建てものなどの不動体の像から逆算できる。」(説明してくださった方、どうもありがとうございました。)
Cimg7805b_tna  というわけで、船鉾の部材の位置関係を記録に残すという研究が進んでいるらしい。完成型だけではなく、鉾建て中の状態も記録する事で組み立て方もある程度記録できる。超音波CTとかではないので、内部の構造は分からないのだろうし、部材の組み立て方や縄絡みの手順は静的な断片しか記録できないようだが。
 何億画素というようなスキャナで襖絵を記録して複製するというプロジェクトはニュースでよく見かけるが、それの3D版かな。

粽ストラップ(菊水鉾)

Cimg7790c_tna Cimg7786b_tna  機嫌良く鉾建てを見ていると、子供たちが「蟷螂山の粽要りませんかぁ~」と行商(?)している。蟷螂山はまだ山建てすら始まってはいないのだが。町会所を覗いてみると粽一式の授与を開始している。Cimg7799c_tnaはやっ。と思ったら、菊水鉾も鉾建てをやっている脇にテントを張って授与開始。鉾の辻には呼び込みまで居る。
 呼び込みに誘われて菊水鉾に立ち寄ってみると、「粽ストラップ」も販売、いや授与中。一昨年、昨年と浄妙山の専売特許だったのに。好評だったのを見て、真似たか? よ~く見ると、粽部分の鉾名がシールになっている。他の鉾でも同様のストラップが登場しそうな予感。他の鉾で粽の授与が本格的に始まるのは明日以降かな。

 よく見ると、去年の浄妙山の粽ストラップより造りが雑な感じ。そういう事は言いっこなし?

<追記>
 13日の昼には売り切れてました。

<追記2>
Cimg0153b_tna Cimg0152b_tna  10/7になって、ストラップの頭部だけもげてしまった。道を歩いていていきなり抜け落ち。抜け落ちたネジはバカになっていたのですぽっと抜けた感じ。抜けたネジにはプラスチック屑が付いていなかった。浄妙山の粽ストラップと似ているようないないような。
 浄妙山のと同様に強力型のセメダインでネジを突っ込んで固定して再装着。今度はいつまで持つかな? 菊水鉾のは「蘇民将来子孫也」がある分浄妙山のよりネジが多く、金具も多いのででんじゃらす。

<追記3>
Cimh0294b_tna  10/18になって、今度はストラップの根元から脱落。落とした時に気付かなかったので回収できず。さようなら~。(T_T)
 菊水鉾は「祖民将来子孫也」がある分、より粽らしいのだが、3箇所もネジ止めがあるので壊れる危険も3倍だった。予めネジを全部外してセメダインで補強しておくべきだったか。

2009年7月10日 (金)

きょうの祇園祭(鉾建て)

Cimg7698b_tna Cimg7701b_tna  今日から鉾建て。鉾の辻、四条室町周りの菊水、鶏、月、函谷の4鉾と長刀鉾が今日から鉾建て。いずれも重量級の鉾で組立に時間がかかるから先行着手、ということなのだろうか。夕方に付近を歩いてみると、Cimg7709b_tnaCimg7702b_tna各鉾順調に建築中な中で、菊水だけはまだ。ここは本体をよそで組み上げてトラックで運んでくるんだった。

 朝方雨で、一時激しく降っていたのでどうなる事かとおもったけれど、昼からはどんより曇りで作業日和。
Cimg7718c_tna Cimg7724b_tna Cimg7717b_tna  木材を組み合わせてできた構体を固定するのは藁縄。縄絡みなる手法で硬く締め上げていく。縛ると言っても単純にぐるぐる巻きにするのではなく、巨大な縫い針のような金具を使って縄を編む感じ。編んだ縄は木槌で叩いて硬く締める。巨大な針が藁縄の間を行き来する様は畳職人の仕事を見ているようでもある。まるででっかいプラモデル、何度見ても見飽きる事がない。

Cimg7723b_tna Cimg7721b_tna  報道各社の取材は朝のうちに終わったようででかいVTRを持った人は見かけなかったけれど、でっかい一眼やら写メを構えた部隊が取り囲む。一番人気は長刀鉾。横を通るバスも信号待ちの合間に運転士も乗客も興味津々で眺めている。

2009年7月 9日 (木)

きょうの祇園祭(麺麭鉾)

Cimg7654b_tna Cimg7655_stitchc_tna 明日の鉾立を前に、大丸京都店には麺麭鉾が登場。毎年恒例、のような気もするが...。
 遠目にはでっかいパン、なんだが近づいてよーく見ると、細かい所まで作り込んである。表面がテカテカしているのは何か塗ってあるのだろう。人の造りもそうだが、御幣や鉾の前懸けの織物感まで良く出ている。
 パンでここまで細かい表現ができるのか感心する。Cimg7653c_tnaというか、全部成型してから焼くのか、パーツに分けて焼いてあとで組み合わせるのか。だとしたら、どこを分けるのだろうか。

 このパン屋、デパ地下に入っているのだが、以前は入り口に人の身の丈もあるようなパンのエッフェル塔が聳えていたんだな。今日見てみたら、撤去されていた。何年も飾ってあったからさすがに老朽化したか。

駒形提灯の故郷

Cimg7649b_tna Cimg7651b_tna ...はここらしい。
 明日には鉾建てが始まるので、既に納入済なんでしょうけど。店先に下がっているのは、製品を乾燥させているのか、はたまた看板代わりか?

東本願寺(素屋根スライド)

Cimg7667_stitchb_tna  永らく御影堂が隠蔽されていた東本願寺。修復が終わってお披露目する、らしい。これで完成ではなく、引き続いて阿弥陀堂を修復する。御影堂と阿弥陀堂が真横に並んでいるのをいい事に、掩蔽体(素屋根というらしい)を横滑りさせて再利用するそうだ。渡り、と言う奴か? 官僚じゃないから違うか。

Cimg7669b_tnaCimg7678b_tna  上画像の右側が御影堂、左が阿弥陀堂。横滑りは7/16、宵山の日に行うとか。屋根と前後の支えはそのまま移動できても左右の壁は無理なので、壁だけは解体して構築し直している。

Cimg7681b_tnaCimg7675b_tnaCimg7673b_tna レールになるのだろう、鋼材が何本かズバーンと敷かれ、端っこにワイヤージャッキが据え付けてある。移動させる素屋根がCimg7687b_tnaCimg7666b_tnaでっかい割にワイヤーが細いというかジャッキがちっこい。 おそらく反対側にももう一基あるのだろうけど。車輪が見えないかと見てみたけれど、微妙に隠されているようで、立入可能な場所からははっきりとは見えない。
 予定では3時間半ほどで移動を完了させるらしい。時間が微妙だが、結構見物かも。

2009年7月 8日 (水)

きょうの祇園祭(二階囃子)

 玄関の窓からかすかに祇園囃子が聞こえる。玄関を出ると、もっとはっきりする。間にビルを挟んでいるので小さくなっているけれど、山鉾町は一応隣のブロックだ。

Cimg7635b_tna  ふらふら新町通を上がってみると、われらが岩戸山は件の駐車場で練習中。駐車場ビルの中でもちゃんと二階なのは律儀なのかたまたまか? 隣の船鉾は町家風の町会所。やはりこっちの方が絵になる。お囃子は何曲もあるとも、山鉾によって違うとも聞くが、どの鉾がどんな曲かまでは頭に入らないや。Cimg7640b_tna それぞれ違うってのは分かるんだが。
 鉾建てが終わり、鉾の上で演奏するようになってからが本番。なのだが、その頃には周りの喧噪も相当なもの。静かな街に流れる今のお囃子が案外聞き頃かもよ。

 岩戸山の二階囃子 (つつくと音が出ます)。船鉾の二階囃子 (つつくと音が出ます)。

2009年7月 7日 (火)

蹴鞠奉納(白峯神宮)

Cimg7625b_tna  蹴鞠に縁があるという白峯神社。年に2回蹴鞠を奉納する。今年の2回目が今日。七夕祭りではなく、精大明神例祭。蹴鞠だけではなく、小町をどりも奉納するらしい。
 昼頃に酒涙雨がザーッと降った後は、一時ぱらついたくらいで概ね晴れたり曇ったり。

○蹴鞠
Cimg7577b_tnaCimg7559_stitchb_tna  Webで検索すると例年15時半から開始とあるので、余裕を持って50分前に到着すると、まさに蹴鞠が始まろうとしている。なんでやねん。あとで境内に貼られたポスターを見てみると、今年の開始時刻は14時。繰り上がったのか? 油断は禁物、年々歳々人同じからず。
Cimg7581c_tnaCimg7582b_tna 本殿前にある舞殿の脇に鞠庭なるグランドがある。そこに入場してきたプレーヤー(というのか?)がベンチ(というのか?)の席に着くと、鞠を運び込み、鞠庭の中に張られた結界内に入っていく。「1番の人」から蹴り始めて順不同で鞠を蹴り合う。プレーヤーは「アリ」「ヤア」「オウ」などの掛け声を掛け合いながら蹴るのだが、「鞠ぃ」とか聞こえるのは気のせいか? 装束は優雅だが、やっている事はサッカーのリフティングと変わらず、結構激しい。一応、サッカー以上に厳しい所作のルールがあるものの、一旦プレーが始まるとみんな必至になってダイナミック。ラリーが永く続くとギャラリーからも「お~」と声援が飛び、拍手が飛び出す。
 鞠は空気が抜けかけたバレーボールみたいな感じで、蹴ると「ボコッ」というような音を立て、地面に落ちても弾まない。蹴り方によっては凹む。やや拍子抜けだが、このくらいが雅を保つポイントか?
Cimg7599b_tna  始まるまでの儀式15分、プレイ15分、終了の儀式3分くらい。その後、ギャラリーから有志を募って体験コース。いろいろルールがあるようで、曰く「蹴るのは右足、左足は使わない」「蹴る時は足の甲で」「足首のスナップを使わず、腰や膝は曲げない」「相手に足の裏が見えるほど足をあげてはいけない」「前へ蹴るのではなく、上に蹴り上げる」「他のプレーヤーと交錯しそうな時は声を掛ける」「相手が蹴りやすいように蹴る、勝ち負けではない」「鞠を持つ時は取っ手(があるのね)をつまむ」。要は見た目優雅に振る舞え、と。結構煩い。

○次第
 一応、奉納と言うくらいで儀式なので事前事後の次第も決まっている、らしい。
Cimg7562b_tna Cimg7561b_tna Cimg7560b_tna  鞠庭に結界が張ってあるのだが、本当は木を植える事になっている。ここの鞠庭では臨時に棒を立てている。鞠はCimg7568b_tnaCimg7567b_tnaCimg7564b_tna鞠庭の外から運び込まれ、プレーヤーの一人が結界の外を通って受け取りに行く。 ベンチの前で更に受け渡した後、結界内に運び込み中央に安置する。
Cimg7588b_tnaCimg7571b_tna その後、プレーヤーが順番に結界内に入っていく。結界を越える時は跪いて礼をする。先に入ったプレーヤーは所定の位置で跪いたまま全員が揃うのを待つ。
 全員が揃うと「1番の人」から蹴り始めて蹴鞠が始まる。プレーヤーには女性もいるが、女性は烏帽子を付けてはいない。
Cimg7591b_tna Cimg7589b_tna  ひとしきり蹴り終わると、最後に「2番の人」に鞠が渡り終了。終了すると全員で跪いて礼をし、順番に退出。退出時も、結界を越える所で礼。
 鞠は結界内に取り残されているので、最後に搬出。Cimg7596b_tnaCimg7594b_tnaCimg7592b_tnaこれまた恭しく捧げ持って、結界の所で礼。 最後に全員揃って礼をして終了。
 礼に始まり礼に終わる。武道(?)の基本? 武道じゃないか。

白峯神宮
Cimg7605b_tna Cimg7610b_tna  何の予備知識も持たずに訪ねたのだが、境内には「蹴鞠の碑」なんてものがあってびっくり。社務所の前にはサッカーボールや野球の硬球、セパタクロウの玉(と呼ぶの?)などが奉納されている。本殿には有名なサッカー選手(私には分からないけど)のサインなんてのも掲げてあって、居合わせた修学旅行生(たぶん)は黄色い声を上げていた。御守りもスポーツ用と、私的には縁遠い。

2009年7月 6日 (月)

きょうのきょう(洗車雨)

Cimg7551b_tna 晴れたり曇ったりしていたかと思ったら、夕方に雷が鳴り出して通り雨。2~3波あったらしい。止んで陽が差すので東の空を眺めてみたが、虹は出ず。雨量的にも大したことなくて、無駄な雨だったっぽい。梅雨前線の雨と言うより夏の夕立みたいな降りっぷり。

 七夕前日の雨を洗車雨と言うらしい。「せんしゃあめ」ではなく「せんしゃう」。車を洗うと雨が降る、という法則に因んでいる。...のではない。牽牛が織女に会いに行く為に七夕の前日に牛車を洗った水が雨となって降ったものだ、と言う事で洗車雨。
 と、TVの天気予報で気象予報士が言っていた。最近の天気予報は、予報より雑学の方が使い道がありそうだ。検索してみると酒涙雨(さいるいう)と言うのもあるらしい。七夕当日、二人が逢えなくて流す涙だそうな。逢えたけど別れを惜しんで流す涙、とも。明日の雨はどっちなんでしょ。(っていうか、降らないかもなわけね。)

2009年7月 5日 (日)

きょうの祇園祭(長刀鉾稚児舞披露)

 長刀鉾の吉符入りと稚児舞披露は今日の15時から。

Cimg7507b_tnaCimg7505b_tna 時間前に町会所の前に着くと、すでに人だかりができている。四条通に面した町会所はアーケードの一部を開いて準備播但線。10分弱前に、お稚児さんが歩道から登場。町会所に入って時間どおりに儀式を開始Cimg7510b_tna

 町会所の2階で時々フラッシュが焚かれ、中で人の動きがあるものの、外からでは何が行われているのか不明。辛うじて巨大団扇で何かを扇いでいるのが分かる程度。

Cimg7514b_tna 待つ事20分程で儀式は終わったらしく、窓縁に陣取ったカメラマンが立ち退き、お稚児さんが現れる。歩いて窓辺に寄ってくるというより、何かに乗ってすーっと近づいてくるみたい。下半身の動きが見えないせいだろうか?

Cimg7521b_tnaCimg7520b_tnaCimg7517b_tna 真ん中にお稚児さん、左右に補佐役の禿(かむろ)。禿は窓枠から垂らされた房に捕まり団扇を手にしている。お稚児さんが舞うのは「太平の舞」だそうで、Cimg7524c_tna巡行の日に鉾の上で舞うのとは違う舞らしい。上に伸びをして、落っこちそうなくらい前に乗りだし、ぐるんと体を回しながら起きあがり、胸元の鼓を叩く。と言う所作を繰り返す。
Cimg7527b_tna 遠目にも神妙な表情で緊張している感じが伝わってくる。ひとしきり舞うとちょっと休んで再び舞う。都合3回舞っただろうか。途中、歩道に陣取るギャラリーに手を振って笑顔を見せる。うまく舞えてほっとしたのだろうか。

Cimg7522b_tna 舞っている間にもギャラリーは殖えて車道にもはみだしている。交通規制など敷かれていないので車はクラクションで追い払いながら通りすぎる。その車も、運転手も同乗者も町会所の方を覗き込みながら脇見運転。よく事故が起こらないものだな。

Cimg7543c_tna Cimg7537b_tna  10分ほど舞を披露して、終了。再びすーっと窓から離れてお稚児さんは消える。しばらく眺めていると、来た時とは違って、タクシーを横付けして、親御さんに連れられてご帰還。厚化粧でのっぺり、と見えるお顔なのだが、時々見せる笑顔がかわいいお稚児さんでありました。

2009年7月 4日 (土)

きょうのきょう(犬噪)

 夕方から雨、の筈が薄曇りでまずまずの一日だった。昨日の予報では、今週末お出かけするなら日曜、と言うご託宣だったのだが、明日こそ夕方から降るような話になっている。信じる者は裏切られる。

F1062680c_tna  夕方、外で複数の犬の鳴き声がし続けるので、窓の外を見ると、若い女性二人が二頭ずつ犬を連れてお散歩中。出会った犬同士がケンカなのか、雑談なのかわんわんきゃんきゃん吠えあっている。いずれもダックスフンドのような子犬なのだが、声量はかなりなもの。飼い慣らされているとはいえ、さすがに獣ではある。普通に通り過ぎてくれるなら辛抱もするのだが、ずっとうちの前で吠え続ける四頭はさすがにうるさい。
 件の女性は、お互いに接近しようとする犬の手綱をしっかり掴んだまま立ちすくんでいる。無理矢理にでもあっちとこっちに引きずって立ち去ればいいのに。ちっこい犬でも力は強いのだろうか? うまく制御できないようなら連れて歩いちゃダメだろう。というか、ちゃんと御せる人だけが連れ歩くべきでは? 吠えあっているだけだからまだいいけど、人に襲いかかったとかの場合に対処できるのかなぁ?
 ま、顔見知り同士で、飼い主が立ち話を始めてその間、連れている犬同士もわんわんきゃんきゃん立ち話しているような悪質なケースもあるから、今回は悪意がないだけまし?

 画像は近所のデパ地下のスイカ。

2009年7月 3日 (金)

きょうの祇園祭(神面改め)

Cimg7500b_tna Cimg7495b_tna  船鉾では巡行で使う神面の無事を確かめる神面改めを行った、らしい。朝だし、非公開なので未確認。夕方に船鉾の町会所の前を通ると、関係者以外立入禁止の貼り紙が(右画像)。昨日はそんなの貼ってなかったのに(左画像)。勝手に入って来ちゃう人とかいるのだろうかCimg7494b_tna

 我らが岩戸山は町会所とは別に駐車場ビルの一角で祇園囃子の練習をするせいかビルの外壁に提灯飾りが下げてある。やっぱ、町家じゃないと味気ないねぇ。

2009年7月 2日 (木)

空から降るもの

 最近、空からおたまじゃくしや小魚が降ってくるらしい。TVで取り上げられると増加したと言う話もあって、温暖化の影響とかではなく、昔から普通に(?)起きていた現象を皆が再発見しだしたという事のようだ。

Cimg7406b_tna Cimg7410b_tna Cimg7409b_tna  先日の雨上がりの朝、窓から向かいの会社の社屋を見ると、屋根に白いものが乗っている。その下の道路にも。雹でも降ったのか?!と見回すが、数m程度の範囲に限られるようだ。時間が経っても溶ける様子はない。時々、近所の花壇の花びらが道路に落ちている事はあるが、屋根より高い花壇はない。件の社屋は3階建て~8階建てのビルに囲まれた立地だけれど、誰かが投げつけて乗っかるような窓が至近にあると言う事もない。

Cimg7413b_tna  午後になって出かける頃には屋根からは消えていたが、道路上にはまだ残っている。ので、近寄って見てみると、発泡スチロールの破片のようだ。誰かが緩衝剤を処分した時に飛び散った、のだろうか。でも、どこから?

2009年7月 1日 (水)

きょうの祇園祭(始まり)

Cimg7487c_tna Cimg7482b_tna Cimg7486c_tna  一応、今日から祇園祭開始。各町会所では吉符入りの行事を行い、長刀鉾のお稚児さんが八坂神社に詣でた、ということだが、遭遇せず。でも、街を歩いていると町会所の窓が開き、明かりが灯っている。Cimg7475b_tna 商店街の飾り付けも祇園祭だし、駅ではそういうお菓子も売り出し中Cimg7488b_tna

 夕方、四条烏丸交差点を渡っていると祇園囃子が聞こえてくる。函谷鉾では練習中。やや音が揃わず気味なのはまだこれからなのかな?

悲田院の遺址

Cimg7484b_tna Cimg7483b_tna  河原町御池付近を歩いていると、南西角のビルの塀に駒形札が掲げられている。なにかと見入ると、「悲田院」なる福祉施設があったらしい。平安遷都の頃からあったというから驚き。そんな時代から施設があったのねぇ。
 遺址といっても地上には何も残っていないっぽい。

京都駅は禁煙ですよ

Cimg7476b_tna  7/1から近畿圏のJR西日本の駅は禁煙になったらしい。ホームの喫煙コーナーを撤去する映像がTVニュースで流れていた。ホントに撤去されたのはどうかは未検証。定期券持っている方、よろしく。ホームから消えてもこっそり喫煙所が残されてるとかいう抜け道はないのだろうなぁ。

 そういや、昨日バスから見た禁煙タクシーでは客がいないのをいい事に運転手が煙草を吸っていたっけ。証拠写真は取り損ねたけど。ルールはあっても守る側(守らせる側)次第で無意味になるね。

バス停のお引っ越し

Cimg7424b_tna Cimg7426c_tna  一昨日から201系統と203系統の祇園バス停が移動しています。
 八坂神社の西楼門の真ん前、四条通ぞいにあったのが、東大路へ曲がった所へ。ちょうど祇園会館の前あたり。100、202、206系統とかが止まっていたバス停に統合される形。
 そんなのかんけーねー、か?(死語?)

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