「ミニブログ」とか称されるTwitter、実質的には「ユーザ管理機能付きチャット」レベルのもので、フォーマットも何もないテキストしか扱う事が出来ない。周辺サービスに対してテキストと画像や位置情報(地図)を一緒に投稿し、画像と位置情報は他サイトに置いて、それらへのリンクとテキストのみ Twitter本家に書き込む、と言う形でテキスト以外の情報も扱えるような環境が構築されてきている。
で、PCからもケータイからも同じようにテキスト+画像+位置情報を扱えないか調べてみた。網羅したわけではないし、誤解もあるかもしれない。
想定しているケータイはスマートフォンではないDoCoMoのFOMA端末のi-modeブラウザ。PCはWindows。
○ケータイから送る
スマートフォンの場合は専用のソフトがいくつも出ているようだが、普通のケータイの場合はiアプリとかではなく、サイトにアクセスしてブラウザで使う事になる。
①Twitter本家
・テキスト
基本的にはこれしか扱えない。
・位置情報
米国版は扱えるようになっているらしい。
自前でGoogleMap等へのリンクのURLをテキストと共に送ればいいかも。
ただし、閲覧側がPCかケータイかによってURLを変える必要があるのでどちらか専用のつぶやきになると思われる。Map側でU/A毎に表示を切り替えてくれれば問題ないのだが。(この点は他の投稿方法でも同様。)
②モバツイ
・テキスト
i-modeブラウザで読み書きする。普通に使える。
モバツイからの書込をPCから閲覧しても普通に読める。
・画像
専用のメアド宛(「写ツ」)に送ると、画像は「はてなフォトライフ」に、テキストはTwitter本家に送られ、画像へのリンクがテキストの末尾に付けられる。このメアドはケータイ専用。
閲覧するときは、はてなの画像ページをモバツイが変換して表示する。画像以外の情報は欠落する。画像のExif情報に位置情報が含まれていた場合、はてなでは地図を表示してくれるが、モバツイでは見る事ができない。
PCから閲覧する場合は、普通にはてなの画面を見る事ができる。画像のExif情報の位置情報も地図として見る事が出来る。
・位置情報
「イマココ」機能でケータイの位置情報(実時間測位でも測位履歴でも)を使って送る事が出来る。但し、緯度経度をそのまま送るのではなく、住所に変換(「L:住所」と言う形式)してから送っている。閲覧するときに住所から緯度経度に変換する(GoogleMapあたりで住所検索?)ので、町内レベルの誤差が生じる。待ち合わせやランドマークの指定には使えないレベル。(GPSの測位誤差ではない。)
PCから閲覧する場合は「L:住所」は位置情報として認識されない。
③yubitter
・テキスト
i-modeブラウザで読み書きする。普通に使える。
PCから閲覧するときも普通に読める。
・画像
専用のメアド宛に画像を送る。詳細は未調査。
・位置情報
モバツイ同様、ケータイの測位情報を使う事が出来るが、一旦住所に変換する。詳しく試してはいないが、モバツイッターと同程度の誤差があるものと思われる。
Twitterのケータイクライアントではなく、画像投稿サイトのTwitter連携を使ってみる。位置情報については画像のExif情報から取り出す事になる。(位置情報をテキストで書き込む事も出来るが、全ての閲覧環境には対応できないので却下。)
④はてなフォトライフ
ケータイからは専用のメアドに画像を添付して送る。
メアドはPC,ケータイ共通。
Twitterへはメールのタイトルと画像ページのURLが書き込まれる。
書き込まれるURLはPC用のものなので、ケータイからはまともには閲覧できない。はてな側でU/A毎に表示を切り替えてくれれば問題ないのだが。
PCから閲覧すれば画像の位置情報から地図を表示する事ができる。
⑤flickr
ケータイからは専用のメアドに画像を添付して送る。
メアドはPC,ケータイ共通。
Twitterへはメールのタイトルと画像ページのURLが書き込まれる。
PCから閲覧すれば画像の位置情報から地図を表示する事ができるが、表示される地図があまりにも粗く使い物にならない。米国専用のサービスと思われる。
⑥TwitPic
位置情報を無視してしまうので、問題外。
⑦その他
他にも同様の画像投稿サイトはあると思うが、次の点が満たされない限り使えないと思われる。
・Twitterと連携する。
・PC,ケータイ両方から投稿可能。
・投稿画像の位置情報から地図を表示できる。
・あるいは、ケータイ各キャリア、GoogleMap等各種フォーマットの緯度経度情報をテキストで送れば取り込み地図を表示できる。
・PC,ケータイから同じURLで画像も地図も閲覧する事ができる。(Twitterに書き込むURLはひとつにしたい。)
・表示する地図はPC,ケータイに関わらずブラウザに適した形式のものを自動的に選ぶ。
Photomemo、携帯百景なんてのもあるな。雨後の筍か。これらは⑦の条件を満たすのだろうか? 調べ出したらキリがない。
○PCから送る
Twitterクライアントソフトで画像を同時に送る事が出来るものは知らない。たぶんあるのだろうが、投稿結果に関しては⑦と同様の機能が望まれる。
上記④~⑦等のTwitter連携機能を持ったサイトにWebアクセスするかメール送信して投稿する事になる。閲覧に関する問題点は上述の通り。
ぴったりくるサービスはなさそう。
ケータイ+PCではなく、スマートフォン+PCにするか、ケータイでもフルブラウザを許せば間口は広がるのかもしれない。
今のところは旅の空からiでほぼ⑦の条件を満たすのでそれで十分なのかも。
Twitterでテキスト情報以上のものを扱おうとした時点で別のサービスというか、普通にBBSかSNS化してる。詰まるところ、複雑な(高度な?)ユーザ管理機能が最大の特徴ってことか。こうなるともっと別のアプローチをした方がいいんじゃないかって気もする。これだけ人気が出てしまったら草木もなびくんでしょうけど。
●番外
○画像に位置情報を付ける方法。
・ケータイの場合(F905i)
撮影直後、保存する前に「メニュー」→「位置情報不可」で位置情報を選ぶ。
撮影し終えて保存してしまうと位置情報を変更する事も新に付加する事もできない。
・PCの場合
GMM2.exeを起動し、位置情報を付加したい画像を画面の上半分にドラッグ&ドロップする。(画像が一覧表示される。)
画面の下半分にGoogleMapが表示されているので、付加する位置をクリックしてマーカーを置く。
位置情報を付加したい画像を一覧から選択し、右クリック。
表示されたメニューから「ポインタ地点に座標変更」を選ぶ。
一覧の緯度経度が書き換えられたのを確認して、再度右クリック。
表示されたメニューから「画像にジオタグを付けて保存」を選ぶ。
「上書きしますか?」と聞いてくるので、適宜選択。(「いいえ」なら保存先を聞いてくる。)
<追記>(2010/03/30)。
「いつもNAVI」のサイトで位置を指定して、携帯電話用のリンクURLをTwitterに本文として貼り付けると、ケータイからでもPCからでも指定した場所の地図が開く。こんな感じ。
但し、ケータイ(F905i)にプリインストールされている「地図アプリ」(ゼンリン地図らしい)から生成したURLには「&」が含まれている。モバツイ等ではURLの「&」以降はURLとして認識されないようだ。(表示上はリンクに見えるのだが、いざクリックすると「&」以降は無視されている。)そのため、肝心の緯度経度が伝わらず地図が表示されない。モバツイのリンク処理に問題があるようだ。本家のTwitterモバイルだと問題なく表示される。場合によって使い分けが必要なのかもしれない。
Twitterモバイルは自動ログイン機能を使う場合に複数のIDを共存させられない(いちいちログアウトしてID/パスワードを入力しなさなおさないといけない)のが難点。
URL短縮機能のあるアプリから書き込むと「&」をうまく隠蔽してくれるので、モバツイ等からでも地図を閲覧する事ができるようには成る。モバツイ自身が書込時にURLを自動短縮してくれないので、一方通行ではある。地図連携にしろ、URL短縮にしろ、ケータイから書き込む場合には煩雑すぎてやってらんないのが現実だ。