きょうの祇園祭(後祭)
いよいよ前祭の山鉾巡行。晴れたり曇ったりで気温はあまり高くないものの時折射す日射しは夏そのもの。
四条烏丸を出発する山鉾は前祭だけで23基。全基出走し終わるまでに2時間弱掛かる。
巡行のハイライトの一つ、辻回し。正規ルートの四条河原町や河原町御池は近付く事も出来ない位の人集りなので出走前の四条室町で見物。よ~いよいとな~よいとせ~~~!
今年は梅雨明けが遅くて巡行はまだ涼しめだけど、熱中症には要注意。と言うわけで、救護班も待機。警備の警察官も給水準備万端。
巡行の前後に信号機を回すのは祇園祭の定番風景ですよね。
巡行を終えた山鉾は町内に戻ると速やかに解体されるんだけど、岩戸山ではこんな風景も。CMの撮影だそうで。ファイト!いっぱーつ!
12日、13日と建て終わった山鉾から試運転の曳き初め。巡行本番と違って通りすがりの誰でも山鉾を曳けます。概ね四条通と室町通が12日、新町通が13日。後祭が分離する前は新町通では5基の山鉾が一斉に動き出したものなんだけど、今は前祭は3基だけになっちゃった。
四条室町は鉾の辻、四方から山鉾が動いて来るので凾谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾と順番に曳き初め。特に菊水鉾は狭い路地のような道からぬーっと出て来るので圧倒感。
四条通を行く長刀鉾の上では御稚児さんが太平の舞。5日に披露した町会所と違って動く鉾の上はゆらゆらガタガタ揺れるので見ているこちらもハラハラ。
四条通の回る信号機も祇園祭の風物詩ね。
新町通も一方通行の狭い道。そこに押し寄せるギャラリーを掻き分けるように山鉾が進む。迫力満点。
曳き初めが終わると山鉾は町会所前の定位置に戻って前後に駒形提灯を灯し宵山モードに移行。この後、授与品の販売や山鉾への一般搭乗が始まりますねん。
朝からしとしと雨。ようやく梅雨らしいお天気に。そんな中でも祇園祭は進行中。きょうは鉾のメインマスト真木を建てる日。
凾谷鉾の真木は町会所の中で組み立ててから搬出する。その際、20mはある長い木の棒がぬーっと道端のビルから出て来てあれよあれよと言う間に四条通を端から端まで横切って過ぎていく。真木の長さと町会所の奥深さ、うなぎの寝床を実感する風景。祇園祭の隠れた見所のひとつ。
四条通を一時封鎖して搬出された真木が建つとこんな感じ。横のビルと比べみて。
真木を建てる時は土台となる櫓を一旦横倒しにしてから真木を水平に刺して櫓ごと起こして直立させる。櫓を倒すのも起こすのもウインチを使った人力。月鉾では音頭取りが櫓の上で指揮を執る。よ~~よ~ぅ、え~~んや~ら~やぁ!これも隠れた見所のひとつ。
無事真木が建つと鏡開きで祝賀会。
御神酒と祝餅をいただきました。下戸な私が酒を口にするのは一年を通してこの時だけな気がする。
朝から雨が降ったり止んだりはっきりしないお天気のなか祇園祭が始まってます。主に山鉾町の町会所でのキックオフなので特に目立った行事があるわけではないけれど、街全体が祇園祭の空気に包まれます。夜には囃子方の祇園囃子の練習で二階囃子が山鉾町に流れます。
唯一、長刀鉾ではお稚児さんのお千度の儀。場所は八坂神社なのでこの時間はお留守番ですね。
四条烏丸から四条新町にかけては長刀鉾、凾谷鉾、月鉾の鳥居が立ち並びます。今朝はまだ盛んに建立作業中。
四条通のアーケード飾りも祇園祭モード。
烏丸通では宵山の屋台向けに電源が配備されてます。どこから引っ張って来るのか街路樹を利用して臨時の配線。分電盤も街路樹。養生してあるのが優しさ?