パソコン通信からネットワークの世界に入って約10年。通信が生活の一部となり、
通信先もパソコン通信からInternetに中心が移ってきました。いつしか、モバイル
アクセスが当たり前になって、旅先からの通信が旅の楽しみの一つになってます。

(1)モバイル以前(平成2年頃〜)

 パソコン通信を始めたのが、平成に入ってから。ノートパソコンのはしり、NEC
PC9801NS20を買ってからでした。モデムを内蔵させてNIFTY-Serveに入ったものの、
普段はパソコンを会社に置きっぱなし、週末家に持ち帰ってアクセスするだけの
間欠ネットワーキングでした。
 その後、OASYS30AF2にNIFTYで知り合った人から譲り受けたモデムを増設したり、
同僚からPC9801Nを買い受けたりして通信環境が整ってきました。それに伴って、ほ
ぼ毎日アクセスするようになり、FSPACEのフリートーク会議室や宇宙開発会議室
の常連になりました。ERS1の追管レポートをUPしたのもこのころでした。

 このころの通信環境でも一応モバイルアクセスは可能だったのですが、機材の
重さと大きさにとてもそんな発想は生まれませんでした。

(2)オアポケ時代(平成4年頃〜平成8年)

 FSPACEの常連になったのと相前後して、家を空けた間にたまる未読の山に悩ま
されるようになり、旅先からも会議室が覗けないものかと思うようになりました。
 富士通の携帯ワープロOASYS Pocketが2になり、通信機能が充実してきたのに
出会ったのが運の尽き、夏休みの旅行前に電器店で無理を言ってオアポケ本体か
らモデムカード,メモリカード,音響カプラまで一気に揃えて旅立ったのでした。
この旅行に先立って初めてのモバイル通信試験の書き込みに応えてくれたのが
からけんさん、富士山中腹から携帯電話経由のアクセスだったそうです。モバイ
ルにはモバイルで(^_^)v。

 旅先からアクセスできること自体が話題になり楽しかった時代、行く先々で
『××に着きました、明日は○○に行きます』などと書き込みをしてました。
っと、旅先の近所の方が『会いませんか?』とResを付けてくれるではありませ
んか。初対面の人といきなり...というのも人見知りをする私にとって勇気の要
ることではありましたが、思い切ってお会いしてみることにしました。列車の
乗り換え時間を利用した短いOFFではありましたが、星見の事,パソコンの事,旅
の事など、もともと共通の話題が多い仲間のこと話がはずんで時間など忘れて
しまいそうなひとときを過ごすことが出来ました。この時に声をかけて下さっ
たのが、いんぱるすさんです。

 旅先から宿に着く度にカプラを使って書き込みをする、「旅の空から」はこ
の時から始まったのです。はじめはNIFTY-Serve FSPACEのフリートーク会議室
に書き込んでいましたが、その後はNIFTY-Serveのからけんさんのパティオに、
今はInternetの自分のホームページに書いています。

 この頃は主に東北から北海道を旅していたので、本州最北端付近や日本最北
端付近からの書き込みなどあちこちからFSPACEに書き込んでいました。辺境か
らのアクセスは楽しいのですが、APが遠くて電話代がかかるのが玉に瑕。本州
最北端の大間崎からはRTにはまって、6000円の宿で4000円の電話代を払ったこ
とも...。(^_^;)
 米国出張中はCompuServe経由でアクセス。米国はモジュラージャックの形状
が日本と同じなのでアクセスはスムーズでした。

(3)Internet(平成6年〜)

 世の中でInternetがブームになる直前、出向先の職場にもInternetにつなが
りました。ネットワークの管理者をやっている都合上、環境構築や障害対応な
どをやるようになりました。職場は筑波研究学園都市の外れ、交通の便も悪く
最終バスも早い。一旦家に帰ってしまうとおいそれとは職場に戻れない。リモ
ートアクセスの必要性を感じ、自宅からもInternetに繋がるようにプロバイダ
と契約しました。まだInternetがブームになる前で、個人を相手に契約してく
れるのはIIJとあと1社あるくらいなもの。NOCの多さでInfoWebにも魅力を感
じていたのですが、問い合わせの電話に『個人は相手にしていません』とけん
もほろろに断られてしまいました。この頃は今と違ってプロバイダの選択に迷
うなんて悩みとは縁がない時代でした。

 IIJのNOCは当時はまだ2〜3箇所しかなく、ppp接続できる機材もMacのDuo
どまりでおいそれと持ち運べるものではなかったです。旅行に持っていく事は
無かったですが、出張にはDuoを持って行ってメールの処理やリモートメンテ
などをやっていました。pppをカプラ経由で繋ぐこともままならず、宿の電話
機がモジュラーであることを祈りながら予約を入れていました。

(4)Palm Top PC110(平成8年〜)

 以前からtelnetでviエディタが使えて、ftpとWWWブラウザ,e-mailが使える
携帯端末が欲しいと思っていたのですが、ようやく出会えたのがIBMのウルト
ラマンPCでした。厚めの文庫本サイズでWINDOWS3.1が動くのでInternet関連
の作業は一通り出来ます。内蔵モデムが2400bpsと貧弱なのが玉に瑕ですが、
大容量のTYPE2PCカードと高速モデムカードを使えば36.6kbps通信も可能で
す。プロバイダのNOCも増えてきたので国内旅行ではNIFTYもInternetも通信
が途絶することはなくなりました。

 PC110の初仕事は、私の結婚式の準備。NIFTYにパティオを開いて友人と打
ち合わせをする一方、職場のMacやUNIX機に置いたホームページに案内を掲載
したりして準備を進めました。なかなか打ち合わせがまとまらず、式の前日
にホテルから書き込んだり、当日の暇な時間に式場のロビーから状況報告し
たりと文庫本PCが大活躍でした。

 新婚旅行の時は、PC110を持って行ったものの海外からのInternet接続の方
法が分からなかったので、NIFTYのみのアクセスとなりました。ホームページ
は、WWWサーバの自分のID宛のe-mailを自動的に編集してホームページに載せ
るシステムを稼働させていたので、NIFTYからe-mailを送って近況報告を掲載
しました。「旅の空から」新婚旅行訪欧記がそれです。

 その後、デジカメを購入し画像付きの旅日記を書き込めるようになりまし
た。二度目の米国出張の時には海外からのInternet接続方法も分かったので
地球の裏側から、画像&音声付きの旅日記を送りました。「旅の空から」訪米記です。この米国出張では、米国国内線の飛行機の座席に電話機が付い
ていたので試してみたらInternetに見事接続!最高速,最高高度のアクセス
記録となりました。

 旅先からアクセスする事自体はもう当たり前になってしまったのですが、
何か変わったアクセスを...と言うことで、時速300km/hアクセスに挑戦した
のが山陽新幹線の新型列車のぞみ503号からの携帯電話経由のアクセスです。
地上最高速移動中のアクセス自体は難なく成功したのですが、山陽新幹線は
トンネルが多く、すぐに接続が切れてしまうのが問題でした。

 デジカメにズームが欲しいと思っていた矢先、98年2月に3倍ズーム付の
DC-3Zが出たので買っちゃいました。少しは迫力のある画像が撮れるかな?

 通勤のバスの中からメールを打とうとして、PT110を使ってみたもののカー
ドの取り付けやら立ち上げやらがやたら面倒なのに気づきました。今までのア
クセスは宿や新幹線などスペース的にゆとりのある場所が殆ど。バスや通勤電
車の中ではもっとシンプルなものがいい。というわけで、ザウルスMI-110Mを
買いました。メールとWWWしかできないので、ホームページのメンテには使え
ないです。今まで通り、PT110がメインマシンなのは変わらないですが、
MI-110Mもサブマシンとして出先からの連絡には良さそうです。

 その後、DCシリーズは大きいのでDJ-1000を買いました。クレジットカード
数枚分くらいの大きさなので持ち運びも楽です。これで液晶モニタが付いてい
れば理想的なのですが。光学ファインダなので撮像状態が分からないのと画像
の形式が独自で専用ソフトを使わないといけないのが難です。
 普段持ち歩くのはDJ-1000にして、何か撮影の目的がある場合はDC-3Zを持っ
ていくようになりました。

(5)LiblettoSS 1010(平成11年〜)

 出張多くなったので、仕事用にカード型PHS電話機を手に入れました。私用
には使えないとはいえ、通信費は会社持ち、何とか使えるように試みたのです
が...。Windows95専用なので、Windows95をTYPE3HDDに入れている限りPT110で
は使えない事が分かりました。何とかWindows95マシンを手に入れようとした
のですが、会社では買えず自前で対応することになりました。自腹を切るのは
公私混同になるので抵抗があったのですが、背に腹は代えられず断腸の思いで
購入しました。
 東京出張のついでに買い物を、と店に入った時はチャンドラ2を買う予定だ
ったのですが、気が付くとLibrettoを手にしていました。(^_^;) そのとき持
っていた鞄に入りそうなのがLibrettoだけだったものですから。軽くて良いで
す。その後購入した大容量バッテリを付けると普通のサブノートと同じくらい
の大きさ重さになっちゃいますがね。Windows98なのでデスクトップと同じ環
境を持ち運て楽です。Windows3.1でも同様の機能を構築出来はしますが、単純
にcopyできるというのは管理がしやすいです。Windows98もせめてWindows95く
らいまで安定してくれるとありがたいですけど。
 PT110に比べると大きくなっちゃいました。バッテリもPT110だとハンディVTR
のものが使えたので予備を数個持ち歩いても軽くてかさばらなかったんですが。
パームサイズPCもWindowsCE搭載のものが出て、目が離せないですね。機能的に
はWindows95のものと比ぶべくもないですが、MI110Mの代わりにはなるかな?
 購入早々鞄ごと落としてしまい修理に。その間の代替機にLibretto50も中古
で買っちゃいました。

 三菱のPHSカードはでかいです。拡張TYPE2の「拡張」部分が2cmもあります。
SIIのPHSカードは拡張部分が1cmほどなので取り付けたまま持ち運びできそうで
うらやましいです。
 DDIポケット電話だとαDATA32対応なので、PIAFS対応のAPだけではなくISDN
対応のAPにも接続できるのでいいです。PIAFS対応APはまだまだ少ないので通信
料が高くなりがちですが、ISDN対応APは比較的多いですから。個人でも欲しい
くらいです。
 一回線で「PCカード型」,「小型の音声通話用」,「単体でe-mail,Webブラウ
ズ可能」の三台の端末を使い分けられると良いのですが。発信専用でいいから
実現できないでしょうかねぇ。

 その後、SIIのPHSカードと文字電話を購入しました。
 SIIのPHSカードはすこぶる快適です。拡張部が小さいのでPCに装着したまま
で持ち運びできちゃいますから。
 文字電話はポケベルの代わりに購入したのですがいろいろ不満点があります。
  (a)覆域が狭い
  (b)メールそのものがpushされるわけではなく、着信が通知されるだけである
  (c)着信通知が再送されないので通知時点で圏外にいるとわからない
  (d)メール着信時に毎回通知されるわけではない
  (e)端末機が分厚く、画面が粗い
 今後の改良を待ちたいですな。

 今度はリブレットが起動に時間がかかったりハイバネーションに失敗する事
が多いのが不満になってきて、WindowsCE機を買いました。パームサイズPCも
気になるのですが、基本的にザウルスと同じなのでやめました。機種は、
CASSIOPEIA-A60。キーボード付きの機種としては最小。SIIのカード型PHSとと
っても相性がいいです。
 できないことの方ができることより多いですが、Internet端末、メールチェ
ックとWebチャット用と割り切って使ってみます。メモリが足りないので96MBの
CFも買っちゃいました。CFサイズの携帯電話のアダプタもついでに...。最近は
CFサイズのデバイスが増えましたね。あとはマイクロドライブとPHS電話機がCF 
TYPE1にならないかな。

 会社のPHSもCFE-02に買い換えました。
 でかい三菱から小さな日電に乗換。(^_^;) 小型で感度がよく、古いWinCEにも
対応しているので○です。個人のも同じ機種に乗り換えようかな。最新機種は古
いOSに対応していないから、このくらいの機種が貴重なんですよ。

(6)VAIO U3(平成14年11月〜)

 Palm Top PC110ほどではありませんが、割と小型のPCが出たので買ってしまい
ました。SONYのVAIO U3です。まだ手を出したことがないシリーズなので周辺機器
を一通り買い直さないといけないですけど。Librettoの後継機がDynaBookより大
きくなってしまったのに失望し、Libretto1010も遅くて買い換えたかった所なの
で思い切って乗り換えてしまいました。
 デカバを付けると1kgお越えるしPC110より一回りでかいですが、まぁ合格かな。
crusoeはWinXPだと遅いのが難点ですけど。これから環境をいろいろ構築していき
ます。

(7)VAIO U101/P(平成15年11月〜)

 その後、新しく出たVAIO U101/Pも購入し、HDDをより大容量のものに換装したり、
2.5"HDDや1.8"HDDを外付けにしてSOMO(SmallOfficeMobileOffice)を実践してます。

 移動時の通信環境は、AH-N401Cを使い、H"の128kbpsのつなぎ放題を契約し、
Infosphareの固定IPを愛用しています。PCを複数台使うときにはRoosterでモバイル
LAN。とても便利で、同行者にも好評です。モバイルサーバも運用できます。

 平成20年には移動時の通信環境を、auのW05KPacketWINシングルサービスに
変更しました。やや汎用性に欠けますが、覆域やコストパフォーマンスは改善できた
ようです。

(8)LOOX U/C50N(平成21年6月〜)

 VAIO U101/Pのバッテリの持ちが悪くなり、HDDを換装可能な最大容量に換装しても
容量に不足を感じるようになったので、LOOX U/C50Nに乗り換えました。オプション
を最強スペックにしたので軽量・高速・大容量と三拍子揃いました。
 メモリが1GBしかないのが難点ですが、CFスロットがあるのでW05Kが使えます。
OSがXP Homeなのでサーバ的に使えないのと、タッチパネルは運用中に画面を拭い
ただけで誤作動するのも不満かな。さらにSSD化できればかなり安心して使えるの
にな。このあたりもBTOできるといいのですけど。

 VAIO typePのWANモデル+256GBSSD+2GBメモリも魅力でしたが、横幅がでかすぎ
るのとWANは運用コストがかかる上にDoCoMoはプロトコル制限があるので却下。

 その後DoCoMoのWANのプロトコル制限が緩和され、新しいデータ通信プランが現実
的な価格に収まるようになったので、平成23年2月にDoCoMoの定額データ回線を
契約してモバイルルータBF-01Bを導入。
 Roosterを使っていた頃、これでバッテリがつけばと考えていたのがようやく実
現しました。
 PC直結の通信カードとしてN2502も同時期に調達。

(9)VAIO typeP(平成23年8月〜)

 結局、WAN内蔵モデルが欲しくなってVAIO typePに乗換。
 平成24年2月と4月に全部入り(VPCP11ALJ:WAN,WiMAX,GPS,WiFi,256GB,Win7Pro)
の機種も追加。

 平成24年1月に通信環境としてb-mobileの100kbpsSIMを購入。非常に遅いけれ
どなんとか使える範囲。DDI-Pocketの128kbpsを使っていた頃を思えばコストが一桁
下がって隔世の感です。
 これに気をよくして2月にはL-05A、L-09C、L-02Cを導入。

(10)F-10D(平成24年7月〜)
 ケータイをスマホに換えてモバイルの主流をPCからスマホに移しました。完全に
置換はできないけれど、かなりの部分をスマホで済ます事ができます。
 この機種の難点はバッテリの持ちが悪いのと発熱が激しく機能制限がかかりやす
い事。機能制限がかかると充電もできなくなるのがかなり致命的。その他にもいろ
いろ不都合があって電話機としては実用的ではありませんでした。
 仕方ないので、平成24年9月にSH-07Dを白ロムで調達してDoCoMoのXiパケホー
ダイライトのSIMを刺してメインの電話機に。F-10Dには平成24年10月に調達し
たIIJmioファミリーシェア1GBのSIMを刺して通信機能付きの電子手帳に。ちょうど
以前使っていたリナザウ(SL-C750)にSo-netのPDA用データ通信カード(DDI-Pocket
のMVNO)を刺して使っていたのと同じ感じです。
 更に通話専用として平成25年1月に740SC(Softbankのプリモバイル)も導入し
ました。

 これからも楽しいモバイルアクセスに挑戦してみたいと思います。


Last updated: 2013.04.18
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